予約の途中の離脱は、お客様の「迷い」と「不安」から起きるため、入口・選ぶ・入力・送ったあとの4段階ごとに1つずつ取り除くと減らせます。どこで抜けているかは、自分のスマホで予約を最後までたどると見つけやすくなります。
迷いも不安も、お店の人が自分のスマホで予約を最後までたどってみると見つけやすくなります。これから予約ページを作る開業直後のお店にも役立つ考え方です。
目次
予約の途中でお客様が離脱するのはなぜ?
電話なら、迷ったお客様は「どれがいいですか」と聞けます。ネット予約では、画面の前で迷っても聞く相手がいません。「あとで電話しよう」と閉じたまま、忘れられることもあります。
離脱は「入口・選ぶ・入力・送ったあと」の4段階で起きる
- 入口:予約ページが見つからない、たどり着くまでに何度もページを移る
- 選ぶ:メニューや担当者、日時の選び方が分からない、選択肢が多すぎる
- 入力:聞かれる項目が多く、スマホで打つのが面倒になる
- 送ったあと:予約が取れたのか分からず、確かめの電話をしたくなる
原因は「迷い」と「不安」の2つ
迷いは、何を選べばよいか分からないときや、手順が長くて終わりが見えないときに生まれます。不安は、料金や所要時間が分からないときや、内容が届いたか分からないときに生まれます。どちらかを取り除けば、お客様は次の画面へ進みやすくなります。
美容院・飲食店・クリニックで、お客様が予約をやめてしまう瞬間
ネット予約で起こりがちな場面を、業種ごとに挙げます。
美容院:メニューと担当者を選ぶところで手が止まる
たとえば、カットとカラーをお願いしたいのに、似た名前のカラーメニューがいくつも並び、違いが分からない場面です。料金や所要時間が書いていなければ、選び間違いが心配になります。指名したい担当者をどこで選ぶのか分からず、戻るボタンを押すうちに閉じてしまうこともあります。
飲食店:今夜の席を探すうちに、日付の選び直しで疲れる
「今夜か明日、入れるお店」を探す方は、まず日付と時間を知りたいはずです。先にコースを選ばないと日付に進めなかったり、空いていない日を選ぶたびに最初の画面へ戻されたりすると、同じ操作の繰り返しになります。思い立ってすぐ予約したい方ほど、別のお店に移りやすくなります。夜や定休日に思い立ったお客様の受け方は「営業時間外の予約を取りこぼさない受け方」で紹介しています。
クリニック:初めてで、どれを選べばいいか分からない
初めての方は、「初診」「一般診療」「検診」など、どの枠を選べばよいかで迷いがちです。夜にページを見ていると確かめの電話もかけられず、「明日電話しよう」と閉じたままになります。
3つに共通するのは、「分からない」と感じた瞬間に、聞く手段がないことです。
ツールがなくてもできる、予約の流れの見直し方
まずは自分のスマホで、初めてのお客様になったつもりで、店名の検索から予約を送るまでをたどります。どこで手が止まったかをメモし、家族や知人にも試してもらうと気づきが増えます。そのうえで、段階ごとに次の点を見直します。

入口:店名で検索した先の、最初のひとタップで予約に届くようにする
Googleビジネスプロフィール(Googleの検索や地図に出るお店の情報)、SNSのプロフィール、ホームページの一番上など、お客様が最初に見る場所に予約ページへのリンクを置きます。検索から予約ページにたどり着いてもらう作り方は「AI検索時代に選ばれる予約サイトの作り方」で紹介しています。
選ぶ:メニュー名に料金と所要時間を添え、選択肢を絞る
メニューには名前だけでなく、料金と所要時間を並べて書きます。似た名前が並ぶなら違いを一言添えるか、1つにまとめます。終わった季節メニューや、ほとんど選ばれないメニューは外します。
選ぶ順番を、お客様が先に決めたいものからにする
飲食店なら日付と時間、美容院ならメニューや担当者など、自分のお店のお客様が最初に決めたいものから選べるかを見直します。空いていない日を選んだとき、最初からやり直しにならないかも確かめます。
入力:聞く項目は「予約に本当に要るもの」だけにする
項目が1つ増えるごとに、お客様の手間も増えます。受付に欠かせないのは、多くの場合、お名前・連絡先・希望の日時・メニューです。細かい要望は任意にするか、来店時に伺います。会員登録を求めているなら、本当に必要かを考えてみてください。
送ったあと:「この後どうなるか」を伝える
予約を送ったあとの案内に、「リクエストを受け付けました。○時までに確定のご連絡をします」のように、次に何が起きるかを書きます。確定の連絡がいつ届くか分かれば、確かめの電話をしなくて済みます。
どこで抜けているかは、3つの数字で見つける
感覚だけで直すと、直したところが効いたのか分かりません。予約ページを使っているなら、次の3つの数字を並べると、抜けている段階が見えてきます。
- 閲覧数:予約ページを開いた人の数
- 予約開始数:メニューや日時を選ぶなど、予約の操作を始めた人の数
- 予約完了数:予約を最後まで送った人の数
| 段階 | 見る数字・サイン | 見直す場所 |
|---|---|---|
| 入口 | 閲覧数そのものが少ない | 検索結果・SNS・ホームページに置いた予約へのリンク |
| 選ぶ(最初の画面) | 閲覧数に比べて予約開始数が少ない | 最初に見える説明、メニューの名前・料金・所要時間 |
| 選ぶ途中・入力 | 予約開始数に比べて予約完了数が少ない | 選ぶ順番、やり直しの有無、入力項目の数 |
| 送ったあと | 「予約は取れていますか」という電話が来る | 送ったあとの案内と、確定の連絡の目安 |
数字に決まった合格ラインはありません。見直しの前と後で、同じ長さの期間を比べます。数字を取る仕組みが無ければ、知人に試してもらうだけでも手がかりになります。
AIスマート予約では、途中でやめにくい予約の流れをどう作れる?
予約をAIチャットと店舗独自の予約ページ(店舗ごとの紹介・予約ページ)で受け付けられるのが、AIスマート予約です。4つの段階の順に、使える機能を見ていきます。
ページを移る回数を減らし、表示を速くする
すでにホームページがあるなら、管理画面の埋め込みコード(ページに貼るための短いコード)をコピーして貼ると、今のホームページの中に予約の入口を置けます。HTMLの知識は要りません。
Googleビジネスプロフィールと連携すれば、実際のクチコミを予約ページに載せられるので、評判を確かめたい方も予約ページの中で読めます。アップロードした画像は自動でWebP形式(軽い画像の形式)に変換・縮小されるため、ページが表示されるまでの待ち時間を短くできます。
業種に合った予約画面の型と、料金・所要時間の見えるメニュー
予約画面は業種に合わせて型を選べます。メニュー→スタッフ→日時の順に選ぶ流れ、月のカレンダーから選ぶ流れ、決まった時間枠から選ぶ流れなどがあります。
メニューごとに、名前・料金(税込)・所要時間(分)・ラベル(「当店おすすめ」など)・画像を登録でき、表示順も変えられます。使わなくなったメニューは「非公開」にすれば予約画面に出なくなり、過去の予約履歴は残ります。
スタッフ指名にも対応しています(スタッフのシフトを登録しないと予約を受け付けられないので、定期的な更新が必要です)。クリニックの初診のように確かめたいことが多い場合は、予約ページにFAQ(質問を押すと答えが開く形)や「施術の流れ」(ステップ形式)のブロックを追加し、当日の流れを先に伝えられます。
話しかけるだけで、空き枠の候補まで進める
AIチャットの使い方を予約に対応する設定にしておけば、予約ページのAIチャットが「来週の火曜の15時は空いていますか?」のような自然な言い方も理解します。質問に答え、会話から希望日時を読み取って空き枠を示し、氏名と連絡先を聞き取って予約を受け付ける、という3段階の流れです。フォームを1項目ずつ埋めなくてよいので、入力に迷っての離脱を防ぎやすくなります。会員登録は要りません。
送ったあとの「取れたのかな?」を、受付の知らせで和らげる
お客様がメールアドレスを入力していれば、予約を受け付けた時点で受付のメールが自動で送られます。予約はリクエストとして入り、店舗が承認した時点で確定し、お客様に確定のお知らせが送られます。
お客様が予約ページで通知を許可していれば、アプリなしで予約確認の通知がホーム画面に届きます。確定の連絡の目安は、予約ページのテキストのブロックに書いておけます。
LP・予約分析で、閲覧・開始・完了の数字を確かめる
管理画面の「LP・予約分析」では、予約ページの閲覧数・予約開始数・予約完了数と、転換率(見た人のうち予約に至った割合)が分かります。7日・30日・90日のほか任意の期間でも集計できるので、直す前と後を同じ長さの期間で比べられます。
まとめ:離脱は「迷い」と「不安」を1段階ずつ取り除いて減らす
予約の途中の離脱は、4つの段階それぞれで、お客様の迷いと不安から起きます。まずは自分のスマホで予約を最後までたどり、手が止まったところを1つずつ直してみてください。
入力の手間そのものを減らしたいときは、話しかけるように予約できるAIチャットにする方法もあります。導入店舗は全国で328店舗以上。30日間の無料トライアルがあり、期間中はクレジットカードの登録なしで全機能を試せます。
よくある質問
ネット予約の途中でお客様がやめてしまうのはなぜですか?
多くは、何を選べばよいか分からない「迷い」と、料金や所要時間、予約が取れたかが分からない「不安」が原因です。入口・選ぶ・入力・送ったあとの4つの段階のどこで起きているかを分けて見ると、直す場所を見つけやすくなります。
予約フォームの入力項目は、どこまで減らせばいいですか?
受付に欠かせないのは、多くの場合、お名前・連絡先・希望の日時・メニューです。細かい要望は任意にするか来店時に伺い、会員登録を求めているなら本当に必要かを見直します。
予約ページのどこでお客様が離脱しているかを調べる方法は?
閲覧数・予約開始数・予約完了数の3つを並べて、どこで数が大きく減っているかを見ます。AIスマート予約では、管理画面の「LP・予約分析」でこの3つと転換率を確かめられ、7日・30日・90日・任意の期間で集計できます。
AIスマート予約では、お客様はどうやって予約しますか?
予約ページのAIチャットに「来週の火曜の15時は空いていますか?」のように話しかけると、希望日時を読み取って空き枠を示し、氏名と連絡先を聞き取って予約を受け付けます。会員登録は要りません。予約は店舗が承認した時点で確定します。
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