教室の予約システムで定員を守るには、1枠の最大予約数・レッスンの所要時間・講師の勤務の3つを先に決めます。決めた数字を設定に移せば、電話やメッセージで人数を数え直さずに、空き枠の中だけで申し込みを受けられます。
教室の予約システムとは、レッスンの空き枠と人数をお客様が自分で見て申し込める仕組みです。この記事では、ヨガ教室のよくある1日を追いながら、定員を超えてしまう瞬間と、切り替える前に決めておく3つのことを順に見ていきます。後半では、料理教室などほかの教室での決め方の違いにも触れます。
目次
ヨガ教室の1日はどう回っている?電話とメッセージで予約を受ける朝から夜
個人で開いている小さなヨガ教室では、主宰者が講師と受付を1人で兼ねていることがよくあります。予約は電話とメッセージで受け、紙の台帳にクラスごとの参加者の名前を書き足して、定員まであと何人かを数えています。
朝・昼・夜にクラスがある日は、たとえば次のような流れになりがちです。
前の晩に届いたメッセージを読み、台帳のクラス欄に名前を書き足してから返事をする
朝のクラス。レッスン中はスマホを見られず、電話は留守番電話に回る
片付けの合間に折り返しの電話。「今週の土曜は空いていますか」に台帳をめくって答える
体験レッスンの問い合わせに、持ち物や服装を電話で説明する
夜のクラス。この間にも新しいメッセージが届く
片付けのあと、その日の申し込みへまとめて返事をし、台帳の人数と見比べる
こうして並べると、予約の受付はレッスンの「すき間」に押し込まれています。返事をするたびに台帳を開き、人数を数え、空きを伝える。1件ずつは短くても、1日に何度も手が止まります。
そして、人数を数えているのは主宰者の頭と台帳だけです。この形のままだと、次の章で見る「ずれ」が起きやすくなります。
定員を超えるのはどの瞬間?レッスンの予約管理が崩れる場面
教室の予約で定員を超えるのは、レッスン中に届いた申し込みへ、あとからまとめて返事をするときです。人数を記憶と台帳の書き足しで数えていると、返事が重なった瞬間に数がずれます。
よくあるのは、残り1人分の枠に、別々の人から同じころに連絡が来る場面です。
1人目に返事をして、台帳に書く前に2人目のメッセージを読み、「たぶん空いている」と返してしまう。こうして定員を超えます。反対に、「考えてから連絡します」と言った人の分を空けたまま待っていると、空きがあるのに次の人を断ることにもなります。
もう1つずれやすいのが講師の予定です。代わりの講師が教える日や、主宰者が休む日を台帳に書き忘れると、教えられる人がいない時間に予約を受けてしまいます。
どの場面も、主宰者の注意が足りないから起きるのではありません。「何人まで」「何分」「誰が教えるか」が頭の中にしかなく、申し込みのたびに人が照らし合わせているから起きます。
教室の予約システムでは何を決める?定員・所要時間・講師の勤務
教室の予約システムに切り替える前に決めるのは、1枠に何人まで受けるか、レッスンは何分か、講師がいつ教えられるかの3つです。これを設定に移せば、空き枠を人が数えなくてよくなります。
先に決めるのは次の3つです。
- 11枠に何人まで受けるか
マットの数や部屋の広さから、1つのクラスで受ける上限を決めます。AIスマート予約では、1枠あたりの最大予約数を設定できます。 - 2レッスンは何分か
クラスごとに所要時間を決めます。メニューごとに名前・料金(税込)・所要時間(分)・画像を登録でき、表示順も変えられるので、クラスを1つずつメニューとして並べられます。 - 3講師がいつ教えられるか
講師ごとの勤務時間と休みを決めます。スタッフごとに名前・肩書き・プロフィール文を登録でき、勤務時間・休暇・特別営業日も管理できます。
3つ目は忘れやすいところです。シフトを登録しないと予約を受け付けられないため、講師の予定が決まったら、その都度更新しておく必要があります。逆にいえば、シフトの無い時間には予約が入りません。
この3つを設定に移すと、教室の予約の定員は、台帳ではなく設定が守る形になります。同じ人が同じ時間帯に重ねて予約するのを防ぐ「重複予約ブロック」も設定できるので、2つのクラスへの二重の申し込みにも気づきやすくなります。

切り替えた後の1日はどう変わる?合間に確かめるだけのレッスン予約管理
切り替えた後は、申し込みを予約ページとAIチャットが受け、主宰者はレッスンの合間に届いた予約を確かめて承認するだけになります。予約はお客様からの「リクエスト」として入り、店舗が承認して確定します。
朝のクラスの間に届いた申し込みは、終わってからスマホで確かめます。新しい予約が入ると登録したメールアドレスに通知が届き、通知設定でSMSを有効にすればSMSでも受け取れます。スマホからは、前後の予約を見ながらその場で承認できます。
お客様の側では、AIチャットが質問に答え、会話から希望の日時を読み取って空き枠を示し、名前と連絡先を聞き取って予約を受け付けます。持ち物や服装のように体験の前によく聞かれることも、「AI FAQ設定」に登録しておけば、AIチャットはその内容をもとに答えます。AIチャットで予約を受ける仕組みはAIチャット予約システムの導入メリットと選び方で紹介しています。
受付の締め切りも決めておけます。何日先まで受け付けるか、レッスン開始の何分・何時間前まで受け付けるかを設定できます。
教室のホームページがあるなら、管理画面から埋め込みコードをコピーして貼るだけで、予約の入口を足せます。電話とメッセージの受付をいきなりやめる必要はありません。まずはメッセージの返事の中で予約ページを案内するところから始められます。
夜のクラスのあとに台帳と見比べていた作業は、予約の一覧を確かめれば済みます。1日の予約をスタッフ別の列に並べるタイムラインでは、講師ごとの重なりや空き時間も見られます。
料理教室やほかの教室でも使える?ヨガ教室の予約システムとの違い
この章の要点:教室ごとに変わるのは数字だけで、決める項目は同じです。
料理教室の予約システムでも、決めることは定員・所要時間・講師の勤務の3つです。違うのは中に入る数字で、料理教室では調理台や道具の数から1枠の定員を決め、作って食べる時間まで含めて所要時間を長めにとることが多くなります。
片付けや次のクラスの仕込みに時間がかかる教室なら、予約と予約の間の準備時間(アイドリングタイム)も設定できます。片付けの途中で次の参加者が来る、といった重なりを避けやすくなります。
申し込みのときに選ぶ業種の区分は7つあり、その中に「教育・スクール」と「フィットネス・スポーツ」があります。美容室や飲食店と同じ店舗向けの予約システムで、教室の予約も受けられます。予約ページの上に出る業種名は自由に書き換えられるので、「ヨガ教室」「料理教室」のように教室の呼び方で表示できます。
予約画面の型も、業種に合わせて選べます。曜日と時間帯で決まった枠から選ぶ「固定時間枠型」は、管理画面の説明で向いている業種に教室が挙がっている型のひとつです。ほかの型もあるので、クラスの組み方に合うものを選びます。
まとめ:何人まで・何分・誰が教えるかを先に決める
定員のあるレッスンの予約は、「何人まで」「何分」「誰が教えるか」を先に決めることから始まります。この3つが主宰者の頭と台帳にしかないと、レッスン中に届いた申し込みへの返事が重なったときに数がずれます。
3つを設定に移せば、空き枠の中で申し込みを受け、主宰者は合間に届いた予約を確かめて承認する形にできます。電話とメッセージの受付はすぐにやめなくてよく、返事の中で予約ページを案内しながら少しずつ移せます。まずは、申し込みのいちばん多いクラスの定員と時間を書き出してみてください。
よくある質問
ピアノ教室の予約システムとして、1対1の個人レッスンでも使えますか?
1枠あたりの最大予約数を1人にする、という決め方ができます。講師ごとに勤務時間と休暇を登録しておけば、講師別の空き枠で予約を受けられます。
発表会の前など、電話で受けたい日だけ予約ページを止められますか?
TEL受付を使うと、指定した日付や期間をチャットの予約画面で「お電話で受付」と表示し、電話番号を案内できます。
生徒さんは会員登録やアプリのダウンロードが必要ですか?
どちらも要りません。コースと空き枠を選んでリクエストを送れば受付が完了し、確定の連絡はあとで届きます。
季節限定のクラスを終えたら、メニューを消すと過去の予約も消えますか?
使わなくなったメニューは「非公開」にできます。予約画面には出なくなりますが、過去の予約履歴は残ります。
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